SAPIX出身 プロ家庭教師による国語参考書レビューサイトです。

 

SAPIX出身・中学受験プロ家庭教師によるおすすめランキングサイトです。
講師本人が、実際に目を通したり、現場での指導に活用したりする中で感じた、
おすすめの国語参考書・問題集をランキングで紹介しています。

 

購入時のポイント等をレビューしておりますので、
お子様の現状に合った中学受験国語の参考書選びにぜひご活用いただければと思います。

 

 

 

問題集・参考書選びも、塾や家庭教師選びと同様に合格のための戦略の一環です。


中学受験国語おすすめ参考書ランキング|受験総合(高学年向き)

『受験国語の読解テクニック 親ナビつき』(シグマベスト)






「親はどう指導してよいのかわからない」

国語の指導現場ではこのような親御様の声をたびたび耳にします。
本書は、巻末に親が子どもに対して行なう指導法(=親ナビ)が掲載されています。ナビが親子学習を可能にします。2014年10月に発売された新しめの参考書です。演習量を増やしたい方は、同時発売の問題集を利用しましょう。4位の「自由自在」シリーズと同じく本編と問題集のタイアップにより理解をより強固なものにできます。






『中学受験 必ず出てくる国語のテーマ』(小泉浩明/ダイヤモンド社)




テクニック要素の濃い本は多いですが、それらに一石を投じる名著です。
文章の背後に潜むテーマに目を向けながら執筆されています。

テストの後に「文章の意味がわからなかった」が、口ぐせのお子様にとって現状打破の一助となるでしょう。国語のテストは、文章の意味を正しく理解しなければ、設問に答えることができません。頻出テーマについて理解を深めることで、文章にイメージをもった状態で向き合うことができるようになります。

ただし出版されてずいぶん年数が経過しているので、改訂の余地はあるかと思います。




『塾で教える国語 論理的文章の読解』(文英堂)



『塾で教える国語 文学的文章の読解』(文英堂)




最適な自主学習を可能にするオーソドックスな問題集

解説がていねい。3位にランクイン。解説の語り口調が塾の講義っぽいため、子供に対する浸透力が高いと思われます。塾に通っているお子様はもちろん、何らかの事情で塾には通っていないお子様の自主学習に最適です。本文の縮尺版を用いて、視覚的な理解をうながしながら深い理解に導く構成は、自主学習の難しい国語においては貴重と言えるでしょう。親が手に取って教えるという要素こそありませんが、標準的な解説を明快に行っているオーソドックスな問題集です


「塾で教える」シリーズにもタイアップした問題集があります。






『小学高学年 自由自在 基礎からできる入試対策』(受験研究社)




タイトルの通り、基礎から入試対策が可能です。体系的に学習できるところが高評価のポイント。『自由自在』シリーズは往年のベストセラーで、百科事典のような参考書でもありますが、良問を集め、なおかつ体系的に学習できる構成となっています。
本書は高学年向けですが、中学年(小学3・4年生)対象の自由自在も発売されています。



問題の演習量を増やすなら、「小学高学年自由自在 問題集」がおすすめです。





step1の「まとめノート」で読解のポイントを確認。step2・3で問題演習をしながら、読解に必要な知識・テクニックを学ぶことができます。巻末の本文の縮尺版を用いながら、読解のポイントを視覚的に確認、理解度診断テストや入試予想問題の収録など、あらゆる要素をぎっしりと詰め込んだ問題集となっています。



『これが入試に出る 国語長文読解ベスト10』(声の教育社)



声の教育社のロングセラー読解ベスト10が2014年にリニューアルされました。説明文と物語文、随筆文の入試の出題頻度の高い素材を演習できます。
高学年が対象となりますが、最良の素材を集めた問題集なので、読解力養成や、6年生の夏期講習前後に過去問演習の入り口としては最適の問題集です。


おすすめ漢字参考書ランキングはこちら>>




 

次は、中学受験国語おすすめ参考書ランキングの入門編。国語が苦手な子におすすめの参考書です。

中学受験国語おすすめ参考書ランキング|入門編(苦手な子向き)

 

 

まんがと、個性的な論理キャラを用いてわかりやすく読解法の基本を説明しています。
国語の得意な子には当然の内容かもしれませんが、苦手な子に入り口を与えてくれる良書だと思います。
内容は国語の基礎の基礎ですが、堅苦しさがなく、キャラクターのせりふを読みながら楽しく学習できます。

 

 

 

 

短い文章とていねいな解説、視覚的な効果などにより、苦手な子が初歩的なつまずきを克服しながらステップアップしやすいテキスト構成です。第三者の監督、指導の下で使用するとより効果的かと思います。

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