旺文社『でる順漢字2606問』 往年の正統派漢字問題集!
旺文社でる順漢字は往年の正統派漢字問題集です。
マメ単で有名な旺文社の中学入試の漢字の総まとめをする問題集。
昔は、もっと小さいサイズで、表紙の装飾も地味だったのですが、最近は華やかになったものです。
一昨年には近年の入試傾向に合わせ、リニューアルした「でる順 過去問漢字2606問」が出版されています。(一代前の版が『でる順漢字3500題』です。)
統計による精度の高い問題配置なので、これ一冊でも必要最小限の漢字知識を身につけられ、入試漢字で基礎点をとる近道を行けます。
漢字で点数を落としがちで入試まで時間がない方に向いています。時間対効果が最大値になるのがウリと言えます。
なお、渋谷幕張・早稲田・攻玉社・立教新座など、1006字の小学漢字を超えて出題する学校を受験する方や、時間的に余裕があって漢字力を強化したい方、漢字の配点が高い学校(学習院中等科・学習院女子・栄光学園など)マニアックな熟語であってもかなり広範囲にカバーしているサピックス『漢字の要』をおすすめしたいです。
漢字の総仕上げ問題集をもっと活用しよう
塾のカリキュラムに従えば、ムラなく漢字学習ができるようになっていますが、学年ごとに徐々にステップを踏みながら学習する段階的なシステムになっているところが大半でしょう。
もしチャレンジ精神があるなら、6年生に上がる前に一気に入試の出題範囲をすべて通しでやってしまい、
受験まで、ひたすら反復する方法も不可能ではありません。
事実、開成中に合格したお子様(SAPIX生)から話を聞くと、小学4年生の頃から繰り返し『漢字の要』をやっていたというのですから、驚きです。
確かに、6年生の過去問演習ではほとんど漢字のミスがなかったように思います。