説明文/2014入試出典ランキング
説明文の入試出典ランキングです。震災をテーマとした文章が2013年度に著しく増えました。14年度もその傾向は踏襲されています。
震災関連もそうですが、入試に出題されやすい素材文に慣れておくとともに、文章を読むときのバックボーンとなる背景的知識(=常識)を蓄えてください。
入試に良く出た文章を読んでおくべき意義は、同じ文章に再度出合うことを期待するというものでなく、常識的思考を頭の中に蓄えておくという点にあると言ってよいでしょう。
2014年入試において、最も多くの有名中学校が国語の素材文に採用しました。
関西圏も含め、以下の8校で出題されています。
齋藤隆の『読書力』など、「読書」に関する内容は、入試のテーマとしてずいぶん多く出題されています。
出題校 | 出題の内容など |
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実践女子学園中学校 | 第一回の入試に出題。読書とは、本の中で何が語られているのか、それを自分がどう受けとめ、まとめるのか、という捉え方がされるのに対し、長田氏は、読書とは、本を「読む」ことではなく、「本に親しむ習慣」のことであると述べています。「読書」をテーマとした文章は、題材として入試で取り上げられやすいため、ぜひ読んでおきたい一冊。手にとって読むだけでなく、問題演習としても一題はこなしておきたい素材です。 |
その他の出題校 |
浦和実業学園中学校
三重中学校
神戸女学院中学部 |
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早稲田実業学校中等部をはじめとした首都圏の有名私立に出題されました。
「言語」をテーマとした文章です。言語は今も昔も頻出のテーマなのでしっかり攻略しておきましょう。
出題校 | 出題の内容など |
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渋谷教育学園渋谷中学校 | 子供の言語習得のプロセスを科学的に説明。要素学習-システムの構成・修正-その繰り返しで語彙を形成するという一貫した持説を展開、ことばの発達の謎を解明。大人が読んでも読みごたえある難解な文章なので、読解力に自信のあるお子様や難文への対応力を養いたいお子様に適した良書です。 |
その他の出題校 |
大妻中学校 |
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芝中学校・東邦大学付属東邦中学校、その他二校で出題されています。
こちらは「コミュニケーション」をテーマとした文章です。
出題校 | 出題の内容など |
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芝中学校 | 第二回の入試で出題。内容は本書のタイトルに集約されます。人と人はわかりあえないことから出発し、コミュニケーションのあるべき姿とその必要性について説いています。文章が滑らかで読みやすいので、説明的文章の頻出テーマの攻略も兼ねながら、文章慣れをしておきたいお子様向き。大人が手にとっても、コミュニケーションのあり方について深く考えさせられるおすすめの良書です。 |
その他の出題校 |
東邦大学付属東邦中学校(後期) |
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