語彙問題の配点が高い学校はどこ?

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筆頭に挙げられるのが、大妻中学校です。
年度・回数によって、増減はしますが、知識問題+知識関連の問題が全体の1/3を占めます。100点満点の配点のうち、およそ33点なので、読解力(この学校の場合、速解力)総合的な知識力を蓄える学習を行なわなければなりません。

 

 

 

 

同校と比較対照されやすい学校として共立女子中学校がありますが、こちらは、10点前後の配点です。発想力が問われますが、基本的な語彙力(基本的な熟語や慣用句の知識)があれば十分でしょう。

 

 

 

 
大妻中学校

語彙力が必要な学校ナンバー1です。また大問が3題50分の構成なのでてきぱきとした処理スピードも必要です。俳句をはじめとした韻文を含んだ融合文の出題も少なくない。より特化した過去問対策が必要となるでしょう。漢字と、語彙力でとれる問題、もしくは語彙力の要素の濃い問題をすべて合わせると、45%の配点の年度もあるくらい。

 

 

 

 

 

高輪中学校

最近、大問二題の出題形式に変更されましたが、語句の大問および、読解素材文中の語句関連の小問題も含めるとかなりの量に。年度によって異なるが、漢字の配点も合わせると、30%前後になる。

 

 

 

 

 

東京都市大学付属中学校

独立した大問にことわざや・慣用句、語句(和語など)に関連する問題が大量に出題される。全体の15〜20%に及ぶ。

 

 

 

上記一覧は、漢字の読み書きの出題(配点)が多い学校とは同じではありません。ちなみに漢字の出題が多い学校は、学習院・学習院女子・三輪田など20問(ほぼ例年)。慶応中等部(2016…16問/2015年…20問)です。

 

 

 

特殊な語彙問題を出題する学校

 

 
聖光学院中学校

虫食い形式の、語呂合わせの問題を5題前後出題する傾向が続いている。

 

(例)監督のお○○○にかなった選手。→めがね

 

 

 

 

 

慶應義塾湘南藤沢中等部

出題パターンは安定しないが、10数年にわたり、何らかの語句関連の出題が最初の大問(大問1)に5問前後配置。単なる慣用句の穴埋め問題の年もあれば、関連語句の連想パズル問題など、高度なひらめきを求める問題(近年の傾向)もある。後者の場合、知識力の蓄積のみでは対応不可能だ。

 

(例)初日→中日→千秋楽

 

 

 

 

 

普連土学園中学校

聖光学院にイメージは近い。高い知識レベルとひらめきを求める虫食い問題を独立した大問の中で10問前後出題(多い年は15問)。

 

(例)はやる気持ちを■して待つ。→制