『論理エンジン』―「読解・作文トレーニング」っていいの?!

 

「論理エンジン」とは?

 

出口 汪氏の考案した、論理力養成システム。段階的に論理的思考力を養う仕掛けの問題集。ミクロからマクロへと鮮やかな問題構成も論理エンジンならではのもの。一見普通の問題集であるが、一つ一つの章にこめられた著者からのメッセージを大切に受け止めながらクリアしていけば一定の成果を得られるだろう。 

 

全国の多くの公立高等学校が論理エンジンのシステムをカリキュラムに導入し、生徒の学力向上に一定の成果を上げている事実にも注目したい。

 

 

 

『読解・作文トレーニング』は、きわめてオーソドックスな読解問題集です。

 

@特殊な内容を扱っているわけではない。

 

A強いて言えば、一文の構造(主語と述語)から始まり、徐々に読む視野を拡大していく問題構成・配置が特長。ミクロ→マクロへの流れ。

 

ここは理にかなっていると思います!


 

 

学校テスト対策用と、受験対策用があります
一般向けはグリーンの表紙、受験はスカイブルーの表紙。誤って購入される方もいらっしゃるようなので、購入前にチェックしておきましょう。

 

 

読解作文トレーニング(学校のテスト対策用/一般向き)

 

 

 

 

 

 

 

 

SAPIX生(ミドルコース・偏差値50以上の生徒さん)をはじめとした中学受験生が解くと、拍子抜けしてしまう内容かもしれない。もし塾の偏差値が30もしくは、その数値にも満たない(サピックス生も含め)のであれば、こちらから解き進めてもよいだろう。後者のレベルのお子様の場合、自力で学習すること自体が困難・苦痛である場合が多いため、親御様や家庭教師と一緒に基礎から段階的に学ぶスタイルがおすすめ。

 

 

 

 

 

 

読解作文トレーニング(受験用小4・5・6年生)

 

読解・作文トレーニング (4年生)

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読解・作文トレーニング(5年生)

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読解・作文トレーニング(6年生)

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俯瞰した場合、自分はどのあたりのどのレベルの内容を勉強しているのか、自己の理解の度合い、到達レベルを理解しながら解くという方法が効果的である。『論理エンジン』の「読解・作文トレーニング」に限らず、何のための演習なのかを理解しながら、全体の中あるいは、目的に向かう過程の「どこに位置づくのか」という認識が学習効果を高めるのかもしれない。